自動車を走らせる上で欠かせない部分といえばいわずと知れたタイヤだ。
タイヤには空気を適正に入れる必要があり、少なくても多くても本来の性能を発揮できないのは言うまでも無い。
そんな中、近年「軽自動車の指定空気圧って高すぎない?」と声の上がることが多い。
例をとってSUZUKI ワゴンRの指定空気圧は2.8である。日産デイズなどは2.4となっている。
(モデルや年式により上記数値とは限りません)
そもそもなぜ一般的には2.2キロ前後であることが多い空気圧がこのように高く設定されているのだろう。
大きな理由としては近年どのユーザーからも気にかけられる、
「燃費向上」 の為だ。
指定空気圧を高く設定することにより転がり抵抗が減り燃費が向上するというものだ。
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車の売り文句のひとつとして大きなウエイトを占める「燃費効率」
いかに燃費を良くするかを追求してきた結果タイヤ空気圧も高めに設定されているのだ。
なお、エコタイヤだから通常タイヤだからと限らずメーカーが指定空気圧を推奨しているので
指定サイズにあった設定をすることにより表示燃費への恩恵が受けられる。
実際どのように設定されているかは運転席の横、ドアを開けた際にシールが張ってあるのでそこを確認しよう。
そもそも、タイヤの空気圧を高めに設定することによるメリット、デメリットは何なのか
主に先ほどあったとおりの燃費向上にあわせ、
※ハンドリングの軽さ
※バースト率の低下
があげられる。
もちろんメリットだけではなくデメリットも存在する。
※滑りやすくなる(転がり抵抗が少なくなることによる)
※タイヤの中心ばかりが減る(圧を高くすることでタイヤ自体が張る)
※乗り心地の悪化(通常よりタイヤが張った状態の為硬い乗り味となってしまう)
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のような代償もある。
よってどこでバランスを取るかはユーザー次第なので高すぎると思う場合、任意で設定するのもいいだろう。
あくまで純正指定インチサイズ、タイヤサイズでの話しなのでインチアップやタイヤサイズを変更している場合、
ロードインデックスを考慮した空気圧の設定が必要だ。