以前に比べてルームランプ用LEDやナンバー灯、ポジションランプ等随分値段も下がり、買いやすい環境になってきたと思います。どこからが粗悪品と呼ばれるのでしょうか。。。
技術も進歩しFLUXからSMDへと時代は推移し、小型化や無加工で取り付け可能なものも増えてきました。
青がかった白で発光し、クリスタルのような基盤があるのがFLUXで、現在主流なSMDは
黄色いチップが配列されたSMDです。今回比較するのは3chipSMDといい、1つのチップに3つのLED素子が入った
高輝度、高拡散が実現されたモデルです。パワープロジェクター搭載モデルなど、進化版もどんどん出始めています。
さて、見た目は同じでも値段に開きがあったり、どのサンプル写真でも明るさは同じに見えるし。。。など
実際比較検討するにも時間がかかるし選ぶ基準に迷うなどの問題が出てくると思います。
今回は簡単ではありますが実際取り扱っているCLAIRシリーズのLEDを例に比較してみました。
比較対象としてはAmazonやヤフオクで驚くほど安く数百円で買えるものを例にとってみました。
(やはり買うとなると安いものから探す方が多いと思いますので^^;)
例にとってT16型のウェッジ球を比べていきたいと思います。
まずはこちらから、下の写真、上はCCSでも取り扱っているCLAIRのLEDバルブ。
下はAmazonで入手した格安モデル。
なぜか同じモデルを注文したはずなのに写真と違う。。。幅が広い。。。
ですがせっかくなのでこれで我慢します。説明書きをよーくみると下のほうにちょろっと
(※予告無くデザインは変更となる場合があります)との記述があったので製品レベルが安定しない工場から供給されているのでしょう。
数も多く典型的な廉価品を買ってみました。さぁ、まずは手始めに点灯させてみましょうか。
(撮影環境はメーカー参考図みたいにいいカメラを使わず、iphoneのカメラでより等身大の情報をお伝えしたいと思います)
まずはお値打ち品のほうから点灯させて行きましょう。
うん、明るいですよ。明るさに対しては特段気になることはありません。
お次!CLAIRのLEDで見てみましょう。
もちろん明るいのですが発光量が違いますね。ぱっとみはそこまで変わらないんですが、
使用しているチップが台湾製で高効率(エネルギーを効率よく発光に替える事)の為チップ1つ1つの精度が違うからです。
まぁ明るさで比較したら「大差」はありません。
高効率であればもっと明るくできるんじゃ?や 大差ないなら安いほうだろ。とも意見が出ていいと思います^^
ではなぜそこまで目に見えて差が無いのか。
まず大きく言えるのが「バルブに対しての負荷がどれだけかかっているか」です。
「耐久性」や「LEDの利点を生かす」には一口に光ればいいってもんじゃぁありません。
電力が流れることにより発熱(熱量)が起き、バルブに負荷がかかります。
要はバルブに「何アンペア流すか」なんですが、ここでは大きく割愛します^^;
さておきバルブを早速分解していきましょう。
左がCLAIR 右が格安品。
チップへの配線に抵抗があるのとないのがわかります。
抵抗(負荷を必要以上にかけないようにする装置)がないとその分多くのエネルギーが行き渡り
より大きな熱量、→発光 へとつながります。
しかし、それには大きなリスクがあります。明るさと引き換えに「大きく発熱」します。
実際格安品はしばらく点灯テストをしたら熱くてとても持てるレベルではありませんでした。
(本来LEDは発熱しにくく省電力なのが魅力なのに・・・・)
ディスるわけではありませんがこの辺の商品価格帯は大体過度な負荷をかけ明るさを実現させています。
一概に何が、どの製品が粗悪品だ。という事は当事者が判断すればよいと思いますのでまとめますが、
まぁ簡単に言えば「無茶な過労」をさせている状況ですかね?
予断ですが、いくつかテストしていた中で過度な発熱により出火した例がありました。目を離した隙だったので正直焦りました^^;
無事に消火しましたが、ソケットは溶け、チップも少し焦げました(笑)
こういう話もちょいちょい耳にしますが実際あるとびっくりします。。。。。
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さぁ、次は脇役のソケットを比較していきましょう。
右がCLAIR 左が格安品です。
左の格安品は通常使用するぶんには問題ありませんが、バリや傷が目立ちます。
横から見ると雑といわんばかりのぼこぼこやバリが目立ちますね。。。マジか^^;
とまぁ軽くではありますが比較してみたところです。
格安品は格安品で値段を抑えてほぼワンコインで買えるというメリットがあるので、工作や流用、
一瞬点けるだけ等の用途には向いているというユーザーも居るので特に否定は致しません。
自由に選んで自身が納得のいく買い物ができればそれでいいと思います。
ただ、CLAIRは格安品のトラブルや失敗談などでちゃんとした品質の製品が欲しい。
というニーズにお応えすべく品質向上に努めています。
とはいえコスパは大事なので現地視察やチェック、検品には特に力を入れています。
もちろん、万一の不具合ではちゃんとしたサポート体制を用意し、リピーター重視の方針を採っています。
おっと、まぁ宣伝が入ってしまいましたが買う前などの予備知識や実際どうなのよ?という疑問に少しでも役に立てれば幸いです。
ただ、LEDを選ぶ際もこういう部分まで見て検討するという方もそこまで多くないと思いますので、
このような見方もあるよと一人でも多くの方に広まれば幸いです。一方通行の推し文句ではなく、
見方、選び方そのものを提供して最終的に選んでもらうというスタンスこそ買う人目線にたった説明だと思います。
もちろん他社製品や他の商品が売れるのは辛いまたは悔しいですが選んだ人の選択だし、より魅力またはメリットを追い求める糧として受け止めるようにします。
1人の女性に2人で競ってアピール、告白しても最終的に選ぶのは「女性」ですよね?(笑)
また様々なLEDバルブや実際に装着した様子などもレビューしていくコーナーも更新予定です。
それでは今回はこの辺で。
おまけ
あまり見た感じでは違いは同じくわかりませんでしたが、T10ウェッジ球も同じように抵抗無しでした。
点灯の様子も。 こちらは格安品。
こちらはCLAIRのT10バルブ。
チップ数が少ないので劇的な変化はありませんが効率の良さでやはり変わってきます。
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(保証もきちんとありますのでご安心くださいね、営業時間外にはお気をつけください)
T10はこちら
T16はこちら